■ 安眠できる寝室づくりの条件とは ■


寝室に、どういう機能が必要かを十分に検討してみましょう。単に寝るためだけの部屋なのか、夫婦の個室として使うのか、あるいはまっ暗にしないと眠れないといった習慣的なことも考慮しましょう。そこから必要なものや、付属させたいものが自ずと決まってきます。またそれによって、住まいのどんな位置で、ほかの部屋とどう関連づけるのが適当かということもハッキリしてきます。



寝室の第一義はもちろん安眠ということです。そのための条件には個人差もありますが、基本的には次のような点があげられるでしょう。


@騒音が入ってこない A光りが入ってこない B適当の換気がある C夏は涼しく、冬は暖かく Dのびのびと自由な姿勢がとれる、適度なやわらかさと硬さのある寝具 Eプライバシーの確保


こういった条件はほとんど設備などの工夫でクリアできますから、眠るためだけの部屋ならば北側でもかまいませんし、たとえ玄関や居間の隣でもかまわないでしょう。しかし、眠る以外の機能をプラスしたい場合は、多少、位置関係を考慮したり、付属のコーナーや設備を加えたりすることになります。


たとえば、夫婦の個室として、休日の昼間も使うことがあれば、少しでも日の当たる位置にとりたいものですし、くつろぐための小さなテーブルとイスも置きたいものです。


機能をプラスするということでなく配慮したい点は、サニタリーとの関連です。何年か先の年齢のことを考えて、トイレだけでも、寝室の近くに配慮したいものです。




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第27回は、寝室づくりの条件です。
( UP DATE: 2007.08.01 )