■ 家具選びのポイント(サイドボードとキャビネット編) ■
>見落としやすいのが配線の穴の有無。AV機器の数やサイズをよく検討して計画致しましょう。
リビングに置くサイドボードやキャビネット類のいわゆる飾り棚は装飾的効果がとても気になる収納家具の一つです。無難なのは、センターテーブルなど、その他の木製の家具と素材や塗装色を合わせる方法でしょう。違和感なく、すっきりと見えます。他が皮革やガラス、スチールの家具であるならば、シャープな印象のモノトーンの塗装色も良いかも知れません。
あくまで収納家具ですから、何を、どのくらい入れるのか、それを事前にチェックして選ぶと良いでしょう。特にテレビやオーディオ機器など大型の機材を収納する場合は、棚板内部のサイズまで、測っておくことをお勧めします。

そして意外と見落としやすいのがこういった家電機器を収納する際の配線穴の有無とその位置や数の確認です。AV機器専用のキャビネットならば自由がききますし、電化製品による熱放射対策などもしっかり考慮されている製品も多く安心といえるでしょう。
その他の一般的なキャビネットの場合は、「この位置に電化製品が置けるか」、「重量はどうか」など気になる点を店員さんに確認しておきましょう。
もう一つのポイント。それはリビング全体での大きさのバランスを考えることです。収納するモノの量が多ければ家具も大きくなるのはあたり前ですが、キャビネットが大きすぎてリビング全体に圧迫感が生まれないように注意しましょう。「この部屋にはこのくらいの大きさの家具が欲しい」という、収納計画の点からは反対の考えになりますが、インテリア効果をふまえた家具選びも、リビングに限っては一考したいところです。
また、見せる収納・隠す収納のバランスも大切です。見せる収納のメリットは開放的で賑やか、家庭的な雰囲気になります。デメリットは整理を怠ると雑然とすることです。
隠す収納にはクールですっきり、部屋を広々と見せる半面、扉が多すぎたりしますと逆に圧迫感を生じさせます。これらの特徴をよくふまえた上で、我が家流の飾り方、収納の仕方のできるキャビネットを選びたいものです。
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第22回は、家具選びのポイントその2。
( UP DATE: 2007.03.01 )