■ ワンルームの居間・食堂を視覚的に区切るのに70〜80cmの高さの収納家具を置いてみましょう。
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居間・食堂をひと続きにするのは、広い空間ができてなかなか気持ちのよいものです。「あまりオープン過ぎるのも落ち着かない」と感じた時は、ちょっと雰囲気を変えたり、視覚的に区切ったりすると良いと思います。
一番簡単でしかも効果的なのは、居間と食堂の間に収納家具を置く方法でしょう。空間が狭くなるように思えますが、中に小物をしまえるので、部屋がスッキリします。居間側には、テレビを収めても良いでしょうし、上には電話などを置くスペースにもなります。
高さは、どの程度区切りたいかによって変わります。雰囲気的に仕切りたいだけなら、70cm〜80cm位が良いと思います。これですと居間側と食堂側に座っていてお互い顔が見えますし、何をしているのかもわかりますが、何となく「別の空間」という感じが出せると思います。視覚的にも区切りたいなら、1.5m位の高さが適当でしょう。これですと、両方で座っていても、お互いの顔が見えません。もう少し区切りたいと思うときは、一時的に花瓶や鉢などを置くと良いと思います。
この間仕切り収納の間口は、テーブルの幅プラス両側に人が座った位が適当でしょう。あまり間口を広くすると本当に「別の部屋」という感じになってしまい、せっかくの「広いLD」の意味がなくなりますので、この位にしておくのがベターでしょう。
同じ理由で、立った時の目の高さより上まで収納を設けるのも避けたいところです。ロールスクリーンやついたてで仕切る方法もありますが、スクリーンは脚が見えてかえって落ち着かないですし、ついたては出したりしまったりするのが面倒かも知れません。
いずれにせよライフスタイルにあわせて、工夫することですから、一番最適な方法を考えるヒントの一つだと考えて、色々工夫をしてみては如何でしょうか。
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