夢が広がるリビングは、家族のやすらぎの場です。
※ 画像はカトラン「ゼロハウス」



毎日生活している自分の住まいであっても、実際に家づくりを始めてみると、迷いが沢山出てきます。そこで、間取りや住まいに関するちょっとしたヒントをお届けします。十人十色、家づくりや間取りのこだわりも人それぞれですので、家づくりの参考程度の軽い気持ちでご覧下さい。貴方の家づくりのお役に立てれば幸いです。

標準家族(ご夫婦、お子様二人位)で、リビング(居間)の広さは、どの位あればよいでしょうか。
まず応接セットを置くケースを考えてみましょう。標準的な応接セット(長いソファ1脚、1人掛けのソファ2脚、テーブル)の外回りは、だいたい1.8m×2.5m程です。その周囲に歩ける空間を取るだけなら、8畳程度でも何とかリビングの体裁が整いますが、普通はAV機器やサイドボードなど、ちょっとした家具類も置きます。そうすると、10畳から12畳程度は必要になってきます。
応接セットは置かず、クッションなどを置いて座ってテレビを見たり、遊んだりする場合も、同じ位の広さは確保したいところです。
家具をほとんど置かないとしても、住まいの中に一つは広い空間が欲しいですから、やはり10畳〜12畳はリビングの広さとして必要でしょう。家族の人数、リビングをどんなスペースとして使いたいのか、などを考えて、リビングの広さをどの位にするか考えてみては如何でしょうか。
■ 応接セットの必要性 ■
最近は生活が多様化し、リビングには、応接セットを置くものだ、とう考えは無くなってきましたが、その必要性を考えてみましょう。まず来客があった時には役立つでしょう。しかし、家族団らんにはあまり向かないような気がします。
移動が大変ですから、掃除の手間がかかります。多目的に使う部屋をつくっておいて、気の張る客にはそちらでもてなすように考えてみても良いかと思います。
クッションや置き敷きじゅうたんの方が、融通がききますし、寝転ぶことも出来ます。イスの生活をするなら、かしこまったソファではなく、ロッキングチェアや小さな木のイスなど種類の違うものをいくつか用意するとかは如何でしょうか。
1種類のイスに長く座り続けるというのは、意外に疲れるものです。クッションにせよイスにせよ、家族が思い思いの姿勢でくつろげるのが、快適なリビングのスタイルだといえると思います。
リビングの形は、正方形より長方形の方が家具をレイアウトしやすくお勧めかと思います。
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