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上部に横長の天窓を設置した例。


■ キッチン内に収納場所がほしいもの ■

1.調理器具               5.まな板、ふきん(乾かせる場所に)
2.食器                  6.根菜類(湿気のない場所に)
3.調味料                 7.ゴミ箱
4.家電(電子レンジ、炊飯器など)  8.踏み台、椅子など

膨張して広くて明るく見える効果があります。収納棚なども含めて全面を同系色で統一しますとスッキリします。



重厚感があり、空間を引き締める効果があります。濃い色の場合は、家電や小物等を同系色、あるいは白で統一して色彩の混在をさけるようにすれば、スッキリとした印象になります。



主婦が毎日長い時間を過ごすのは、キッチンです。限りあるスペースを、機能的に使いたいもの。そこでキッチンプランをシュミレーションしてみました。







キッチンの扉カラーは、各メーカーともにバリエーションが豊富です。狭い空間を明るくて広く見せたいのであれば、淡い色合いの物が向いています。

一方、濃い色も、工夫次第で明るい印象にすることが出来います。光沢のある素材は、光を反射して明るさが増しますし、同系色の淡い色と組み合わせて2色の色違いにする等の方法もあります。

吊り戸棚の扉など、上部の方を淡い色にすると軽やかな印象を得られます。


■ 色の印象の違い ■

  
      淡い色


  
     濃い色







キッチンスペースをすっきり見せるためには、物をなるべく表に出さないことです。

鍋や小物などが沢山あるキッチンでは、収納力が重要になります。単に沢山の物が収納できればいいのではなく、それぞれの物に適した収納場所があるかどうかがポイントになります。

収納に関しては、各メーカー効率よく収納出来るよう工夫されていますので、そのあたりをチェックすることを心掛けてみて下さい。



    





自然な光を取り込んでくれる窓は、あるかどうかで明るさや開放感が大きく変わってきます。

小さな窓でもプランには入れたいものです。窓の位置は、シンク前など目線の高さが基本的にスタンダードです。奥行きのある出窓にすれば、なおいっそう開放的になるでしょう。

目の前がすぐ隣家の壁などで窓を設けにくい場合は、背の低い吊り戸棚などにして、天窓を設けるなども良いでしょう。










キッチンプランを考える上で、参考になりそうなプランをタイプ別に10例、ご紹介致します。




■ プラン1 ■



シンプルなプランです。ダイニングとの行き来がスムーズに行なえます。反面、すっきりとしていますが、電子レンジなどの家電や食器類の収納に家電ワゴンや食器棚等を買い足す、あるいは既存のお使いのものを設置するということになるでしょう。予算があれば、出来れば収納部分もキッチンと同じシリーズで揃えたいものです。





■ プラン2 ■



プラン1に窓を設けてみました。窓が一つで開放感が増します。水まわりが乾きやすいという利点もあります。これを出窓にすれば、奥行きがある分、さらに開放感があります。ただ収納の面では、プラン1と同じです。物が少なくリビングダイニングに広さを確保したい方には向いています。






■ プラン3 ■



LDとの間に、キッチンと同シリーズのカウンターキャビネットを置いて、収納や作業スペースを確保した例です。低いカウンターキャビネットなら視界のじゃまになりませんし、プラン1,2と比べても開放感が損なわれることはありません。

LDの配置によっては、カウンターキャビネットを左の壁に寄せて右側に広くスペースを確保するというのも良いでしょう。







■ プラン4 ■



家族と会話しながら調理ができるのが対面キッチンです。LDKとの一体感も増します。壁側の収納棚に食器や家電も収納可能でしょう。窓があるとより開放感が演出できます。






■ プラン5 ■



このプランのようにシンクを手前に、コンロを背面に配置しますとレンジフードの納まりがよく、家電を壁側のカウンターに置けば目に付きやすい手前のシンク周りに物を置かずにすっきりさせられます。食器の格納には、別に食器棚が必要になりかも知れません。壁側のカウンター上に窓をとると、明るく開放感が増すでしょう。





■ プラン6 ■



コンロ横にキッチンと同シリーズの食器棚を置いてみました。出し入れしやすい高さに収納が増えて、食器類もしっかり収まります。各メーカーとも工夫を凝らした食器棚がありますので、しっかりチェックしたいものです。





■ プラン7 ■



ダイニングとの間に窓のある壁を設けたプランです。仕切り壁の内側に吊り戸棚がある分、収納スペースが確保出来ます。半独立した空間ですので、圧迫感が出ないように窓や勝手口を設けると良いでしょう。






■ プラン8 ■



シンプルなL字型で、すっきりした印象です。コーナーのカウンター下は物の出し入れがしにくい部分でデッド・スペースになりやすいところですが、各メーカーとも工夫して機能的な収納設備となっていますので、システムキッチンを選ぶ際は、その辺りを重点にチェックを行なうと良いでしょう。





■ プラン9 ■



プラン8から吊り戸棚をなくし、そのかわりにカウンターキャビネットを置いたキッチン・プランです。カウンターキャビネットは、吊り戸棚よりも収納勝手がよく、上を調理台として使えて機能的です。吊り戸棚がない分、シンク側の壁に窓を設けるのもよいでしょう。





■ プラン10 ■



L字型を逆向きにした対面キッチンです。収納棚もキッチンと同シリーズのものにすると、スッキリ収まるでしょう。シンク周りのフラットなカウンターを大型にすると使い勝手も向上します。カウンターの散らかりが気になるようでしたら、段差のあるカンターにしてシンク周りを隠すという手もあります。


第二回は、「キッチンプランetc」です。
( UP DATE: 2005.08.29 )