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■ 長崎県内に関して ■
アスベストに関する健康診断が実地可能な労災保険指定医療機関等の紹介が下記のサイトで閲覧頂けます。
・厚生労働省長崎労働局 のHPより、「石綿(アスベスト)関連情報」のページで閲覧できます。
・主に以下のような相談に応じています。
@ 自分や家族がアスベストを扱い仕事をしたいたので、健康診断を受けてみたい。
A 治療のための医療機関を紹介して欲しい。
B 以前住んでいたところにアスベストを取り扱う工場があったので健康被害が心配。
■ 長崎県以外の都道府県にお住まいの方 ■
厚生労働省 のオフシャルサイトの リンク集 のコーナーに 地方支部部局 がございます。そちらから、お住まいの都道府県の労働局へアクセスされてみて下さい。
アスベストが使用されている建物の解体を行なうときには、事前に県や市、労働基準監督署への届出が必要です。解体工事に関しては、アスベスト飛散防止対策や飛散状況の監視、石綿廃棄物の適切な処置等が法令などにより義務づけられています。
また、アスベストが使用されている建物を解体する時は、行政機関が立ち入れ調査や周辺の環境調査を行なうなど、環境への影響を厳しく監視しています。
■ 建設業労働災害防止協会のガイドライン ■
上述してあります通り、建物の解体には、法令を遵守する義務が生じています。作業のガイドライン詳細に定められており、作業現場はもとより、周辺の環境の安全を守る義務があるのです。
アスベストは、使用されていること自体が直ちに問題なのではなく、飛び散ること、吸い込むことが一番の問題なのです。
一般的に住宅などに使用されている可能性のあるアスベスト建材は、石綿スレート板や石綿セメント板等がありますが、これらのアスベスト含有建材は、通常の使用状態では室内に繊維が飛散する可能性は低いと考えられています。日曜大工などで切断などの加工を行なわないように気をつけることが必要です。
現在、これらのアスベストを含有する建材の製造は禁止されています。
建材に使用されているアスベストのうち、老朽化による飛散が懸念されている『吹き付けアスベスト』は、ビル高層化等による鉄骨造の建築物の増加に伴い、概ね昭和30年頃から昭和55年頃に鉄骨の梁(はり)、柱や空調機械室などに耐火や防音の目的で使用されています。
また、アスベストをセメントで固めたスレート材などの建材は、切断や破砕などを行なわない限り、飛散する恐れはなく私たちの健康への影響はほとんどありません。
空気中に飛散したアスベストの繊維は、人間の髪の毛の5000/1 と非常に細かい粒子です。人の呼吸により肺に取り込まれ肺の組織に刺さり、数十年後に悪性中皮腫や肺ガンなどを引きこす恐れがあるといわれています。
さてどの程度の量で肺ガン等になるかは、現在研究中でありますが、一般的に、石綿肺(※注を参照)にならなければ、肺ガン発生のリスクは少ないといわれています。
昭和62年頃までは、ヘヤドライヤーといった家電製品にもアスベストが使用されていましたが、その後の製品には、まず使用されておりません。それらの使用されているアスベストは、ごく少量ですし、多くの場合は樹脂などに練りこんであり、破砕などをしない限り、飛散する可能性はほとんどないといえます。
※注:石綿肺
職業上、アスベスト粉じんを10年以上吸入した労働者に起こる可能性が高く、潜伏期間は15〜20年といわれています。
アスベストは、「いしわた」・「せきめん」とも呼ばれており、蛇紋岩(じゅもんがん)や角閃石(かくせんせき)と呼ばれる岩石中に存在している天然の繊維状の鉱物です。
その代表的なものとして、白石綿(クリソタイル)、青石綿(クロシドライ)、茶石綿(アモサイト)の3種類があります。以前は、ビル等の建築工事において、保温断熱の目的で使用されていました。昭和50年原則禁止。その後も、スレート材・ブレーキパッド・防音材・断熱材・保温材などで使用されてきましたが、現在では原則として、製造などが禁止されています。
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